2020年
※本講義は終了しました
2020年5月~8月に第1回タウンアセットマネージャー養成プログラムを大阪府高石市で開催しました。
社会人経験1年目から20年以上の建設コンサルタントを主とした多様な受講生16名を対象に講義は4日間に亘って開催されました。
本プログラムでは、オンラインと現地での開催を併用し、座学(下記講義内容参照)と演習を実施しました。
演習の課題として、高石市の2つのアセットの有効活用をテーマとし、具体的なTAMビジネスモデルを検討・提案しました。受講生は、現場視察とワークショップを通じて,実践的な技術力と創造力を学びました。
5班に分かれた成果発表の中から、高石市長賞とJAAM賞が選定、表彰されました。
全講義終了後、受講生にタウンアセットマネージャー資格が授与されました。
以下のPDFファイルのリンクのうち、
「地域プラットフォームビジネス論」のみ、
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地域プラットフォームビジネス論
京都大学名誉教授
京都大学経営管理大学院 特任教授
地域プラットフォームの事例を紹介しながら、その意義や目的について説明する。TAMを実現するためには、官民連携の下で、さまざまなステークホルダーの関心や利害関係をコーディネートし、アセットを活用したビジネスを実施するためのプラットフォームの計画・設計が必要となる。本講義では、TAMプラットフォームのプロトタイプについて説明し、プラットフォームの機能やそれを運営する人材が果たす役割について概説する。
官民連携まちづくり論
「官民連携まちづくり」の中で近年大きな流れになっているのがエリアマネジメントである。本講義では、その代表例として大丸有、梅田、長浜を取り上げ、どんなアセットがどう活用されているかを紹介する。そこでは、まちのイメージ、立地特性、歴史・文化、自然・風土など無形のアセットを様々に活用したマネジメントが行われており、地域力の結集が求められるTAMの実践に対しても参考になる。
Public Private Partnership (PPP)概論
行政管理のアセット(公的資産)は、膨大に存在している。人口バランスや経済活動の変化により、アセット全てを当初の目的のままで使用し、維持管理することは困難になっている。
これらの有効に活用されないアセットの維持管理費が、地方自治体の財政を圧迫するおそれがある。このため、公的資産を民間が利活用し、質の高い公共サービスを実現するPPPプロジェクトが必要となっている。本講義では、このPPPの概念を整理する。
ビジネスモデルキャンバス
京都大学大学院 工学研究科 准教授
京都大学経営管理大学院 准教授
わが国の地域活性化においては、地域が有する資産(タウンアセット)の計画的な利活用を図りながら、プラットフォームのもとで多様な主体の参画・連携による、ビジネスを通じた新たな価値の持続的創造が求められている。本講義は、そのための基本となるビジネスモデルの考え方と、その可視化や事業検討に役立つ基本的なフレームワークとして近年注目されているビジネスモデルキャンバス(Business Model Canvas:BMC)について概説する。
アセットマネジメント論
「アセットマネジメント」は、実際に又は潜在的に価値をもつ「アセット」の、その価値の実現化を図る組織の活動と定義される。アセットマネジメントは、世界の様々な方面で実践的な研究が進められ、ISOの国際規格も普及しつつある。本講義では、アセットマネジメントをTAMに適用する際に直面しがちな、公共財を収益化する公民連携、プラットフォームの立ち上げ、イノベーションのマネジメント等に伴う諸課題について論じる。
TAMビジネスモデル論
京都大学大学院 工学研究科 准教授
京都大学経営管理大学院 准教授
「アセットマネジメント」は、実際に又は潜在的に価値をもつ「アセット」の、その価値の実現化を図る組織の活動と定義される。アセットマネジメントは、世界の様々な方面で実践的な研究が進められ、ISOの国際規格も普及しつつある。本講義では、アセットマネジメントをTAMに適用する際に直面しがちな、公共財を収益化する公民連携、プラットフォームの立ち上げ、イノベーションのマネジメント等に伴う諸課題について論じる。
マーケティングファイナンス論
桜井まちづくり株式会社
代表取締役社長
奈良県桜井市の駅前周辺エリアでの実践事例。1キロ圏内の住民が顧客となって地域のステークホルダーとなる都市経営戦略について実践事例を踏まえ、具体的なマーケティングアプローチ方法とファイナンス手法を学ぶ。極周辺のエリアマネジメントを行うためのビジョンづくりと組織づくりのステップを公開する。空き家をリノベーションし、店舗営業支援により家賃収入を得る収益モデルなど域内経済活性化を目指す枠組みも伝授する。
リーダシップ論
京都大学名誉教授
京都大学経営管理大学院 特任教授
地域プラットフォームビジネスは、地域社会のために社会的便益を提供しながら、同時にプラットフォームの持続的運営のために収益性を確保することが求められる。本講義では、地域プラットフォームの運営の際に問題となる外的要因、内的要因を指摘し、プラットフォームを運営するリーダシップのための戦略テストを提案する。あわせて、リーダーに望まれるパーソナルな資質について議論する。
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市長賞を受賞した事業モデル(資料A)
JAAMを受賞した事業モデル(資料B)
受講生16名を5班に分けて、以下の2テーマについて、講義「ビジネスモデルキャンバス」に基づくビジネスモデルを検討・提案する演習課題を課した。
2020年5月12日(火)~8月28日(金)
計4回 (5/12(火), 7/7(火), 7/28(火), 8/28(金))
国土交通省近畿地方整備局、 一般社団法人 近畿建設協会
一般社団法人 建設コンサルタンツ協会近畿支部